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2006年09月22日

「どの年代の方が観てもすごく共感できる部分があると思います」

――  松雪泰子が演じた平山まどか先生のモデル ――


常磐ハワイアンセンターのオープンに控え、素人の炭鉱娘た

ちにダンスを教え込んだのは、カレイナニ早川。早川先生は

幼少の頃からバレエを習っていたが、昭和31年、37年と二

度にわたってハワイに行き、ポリネシア民族舞踊を学んでい

る。昭和40年には常磐音楽舞踊学院講師となり、常磐ハワ

イアンセンターのショーの構成・演出・振付を、実に32年の歳

月にわたってこなした。同時に、日本初のフラスタジオである

「早川洋舞塾」を昭和51年に開塾、更に各カルチャー教室で

フラ講座を持ち、フラを通してハワイとの日米文化交流を努め

るなど、多方面にわたって活躍を続けている。フラ人口50万

人とも言われる現在のブームを作り上げた重鎮なのだ。現在

は常磐音楽舞踊学院最高顧問でもある。



―――――――――――――――――――――



(前回の続き③)


―― まどかのモデルとなった方はいらしたんですよね?

松雪 「はい、実際にお会いしました」。


―― どんな方でしたか?

松雪 「もう70を超えてらっしゃると思うんですけど、とてもパ

    ワフルで、人生の全てを常磐ハワイアンセンターにさ

    さげた方です。すごくオーラがあって、でもチャーミング

    で(笑)。当時の話をされているときは涙ぐんでいて、相

    当苦労をされたんだなって伺えました。とてもプロ意識

    の高い方で、尊敬しますし、学ぶところもたくさんありま

    した。映画の中の振付も、実際に当時先生が振付けた

    ものだったので、映画を見て感動していました」。



―― フラの魅力はどういうところなんでしょうか

松雪 「スピリチュアーで、心も体も満たされるところだと思い

    ます。ハートをオープンにして、共有できて・・・自然と

    笑みがこぼれるてくるんですよね。愛をどうやって表現

    すればいいのかということを、心と体で学べるのがとて

    も魅力的なところだと思います」。


―― この後は舞台挨拶ですね。そちらも楽しみにしています
    
    が、最後に仙台のファンに一言お願いします!



松雪 「特に女性の方は元気になれる映画だと思いますが、

    どの年代の方が観てもすごく共感できる部分がある

    と思います。エンターテイメント性が高く、どなたでも

    楽しめますし、是非多くの方に見ていただきたいで

    すね」。



―――――――――――――――――――――

・・・ところ変わって、同日午後6時30分 宮城県民会館大ホール 報知新聞社主催[『フラガール』試写会及び舞台挨拶。満員のホールの中、盛大な拍手と完成に包まれて松雪泰子さん登場。

※ 前記インタビューとは別な場での舞台挨拶なので、質問や内容が重複する部分があります。


































司会 「ようこそ仙台へ! 本日はよろしくお願いします」。

松雪 「よろしくお願いします」。


司会 「早速なんですが、撮影が終わり、実際映画ができあが
    
    った感想はいかがですか?」


松雪 「そうですね、年末から準備を進めて、1月からみっちり

    2ヶ月間撮影をしたのですが、スタッフ、キャストのエネ

    ルギーが詰まった、パワフルな内容に出来上がったと

    思います。まちの女の子が集まって、フラ(ダンス)を通

    した人間模様がすごくよく描かれていますので、是非

    一人でも多くの方に見ていただきたいですね」。



司会 「完成したものをご覧になった感想はいかがでした

     か?」


松雪 「出来上がりを見たときは、ダンスを覚えるのが大変

    だったこととかいろいろ思い出して、感慨深くなって・・・

    呆然としてしまいました。しずちゃんと一緒に見たん

    ですけど、だんだん二人で興奮してしまって(笑)。ゆっ

    くりまた見たいと思いました」。


司会 「みどころはどの辺でしょうか?」


松雪 「全編通して!(笑)なんですが、そうですね、女の子達

    によるラストのフラダンスシーンは圧巻です。昭和40

    年のエネルギーを持って生きていた時代に、炭鉱をど

    うしていけばいいのか?どうやってハワイを誕生させる

    のか?という問題に対して、若い女の子たちがフラを

    使って立ち上がったわけですから、そのまちを救ったの

    もフラですし、うん、最後のダンスシーンですね。とても

    素敵な映画です」。



司会 「思い出のエピソードなどはありますか?」

松雪 「岸辺一徳さんが、あたたかく現場を引っ張ってくれて、

    とても印象深いです。他のみんなもとても一生懸命だっ

    たし、全ての瞬間がどれも思い出深いです」。


司会 「まどか先生役での印象深いシーンはどこですか?」


松雪 「生徒を思うがゆえに、お風呂場に乱入して怒るシーン

    があるんですけど、そのシーンは現場も活気があって、

    私もかなり気合が入りました」。

                                          



















司会 「大変だったところは」。


松雪 「やはりダンスが大変でした。プロのダンサー役でした

    ので、短期間で高度なものを要求されてプレッシャー
   
    でした。合宿とかもやりました」。


司会 「どれくらい練習したのでしょうか」。

松雪 「午前中にバレエ、午後にフラ、多いときは一日8時間

    くらいレッスンしました」。


司会 「松雪さんが一番伝えたいことは何ですか」。


松雪 「この作品は、見終わったときに、『頑張って生きてみよ

    う!という勇気や希望を与えてくれる映画だと思いま

    す。全てを見過ごすことなく、全編くまなく見ていただ

    ければ嬉しいです」。

 


インタビューや舞台挨拶での清楚なイメージとは正反対の激情型ヒロインを、まさしく体当たりで演じた松雪泰子さん。本人は、生徒達によるラストのフラダンスシーンが圧巻!と言っていましたが、松雪さんのソロパートもまた見どころ。自暴自棄な状態で東北の炭鉱町にやってきたプロダンサーが、殺伐とした感情を自分自身にぶつけながら踊るシーンなのですが、踊りやセリフではなく、「気持ち」に迫力を感じます。」痛快な台詞回しや、個性豊かなキャスト陣の演技もは一見の価値有りです。
いよいよ映画は9月23日(土)より公開!「愛と感動の再生の物語」を是非スクリーンでご覧になってみてはいかがですか。
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  出演

松雪 泰子         豊川 悦司
蒼井 優           山崎 静代
岸辺 一徳         富士 純子
      高橋 克実         寺島 進    ほか



            監督    李  相日 (り・さんいる)
            音楽    ジェイク・シマブクロ (JAKE SHIMABUKURO)
            配給    シネカノン
  


Posted by だてBLOG編集長「だておとこ」 at 13:46Comments(2)インタビュー③